何かが起きた時に、何を見るか
窒息事故の痛ましいニュースがありましたね。
保育園で働く者として、保育園に子どもを預かってもらっている親として、とても色々な気持ちを経験しました。
こういう時に、
「なんでぶどう食べさせてるんだ」
「なんで半分に切らないんだ」
「保育士は何をしてたんだ」
みたいな批判が保育園に対して沢山出てきますよね。
でも、何かが起きた時に見るとこってそこじゃないといつも思うんです。
「これからは安全のため刻んで提供しましょう」
「そもそもぶどうは危険だからやめよう」
これも違うと思うんですよね。
ぶどうはつるんとしてるから危険、プチトマトも危険、うずらの卵も危険
芋類は喉に詰まるかもしれないから危険
団子や餅も危険
豆類も危険
ご飯も詰まるから危険
パンももさもさして詰まるから危険
素麺はつるっと喉に入ってしまうから危険
それぞれの危険性はわかります。
安全に提供する工夫は必要です。
でもいつまで?
何歳までそれやるの?
何歳まで小さく切るの?
○○が危険、ってなったら、その食べ物がだめなの?
その対策の前には、もっと根本的な
⭐食べる環境整備
⭐姿勢づくり
⭐咀嚼力を育てる
⭐「オエッ」の力をつける
⭐見守る側の、いざという時のシュミレーション訓練
これらのことを強化したり見直す必要があるのかと思います。
何かが起きた時に、その表面だけ見て批判し合うのでは何も生まれない。
批判ではなく、出来ることは沢山あります!
視野を広げて物事をとらえ、考えていきたいです。
0コメント